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【製品の安全性を確保するために】フタル酸エステル分析をしよう

安全性を確保するために

分析にかかる料金

顕微鏡

一昔前までは、様々なプラスチック製品には、フタル酸エステルという可塑剤が使われていました。
可塑剤とは、素材を柔らかく扱いやすくするための材料です。
可塑剤が入ることで、堅いプラスチック製品にしなやかさが加わり、扱いやすくなるという特徴が生まれていました。
ですが、近年フタル酸エステルはシックハウス症候群を引き起こすおそれがあり、体内に入ると環境ホルモンとして体内の機能に影響を及ぼすおそれがあるとして問題になってきています。
そのため、フタル酸エステル分析を行う必要性が出てきています。
フタル酸エステルと一言でいっても、実はその種類は様々です。
フタル酸エステル分析をする上で特に問題となっているのが育児用品やベビー用品です。
赤ちゃんは体の機能が成長途上にあり、代謝機能も未熟で有害物質の影響を受けやすい為です。
また、何でも口に入れてしまうため、体内に吸収されるリスクが高いのも問題です。
そのため、フタル酸エステル分析をするときは、育児用品やおもちゃなどが主に対象となります。
口に入れることがある食器やおもちゃなどは、より厳しいフタル酸エステル分析が必要です。
フタル酸エステル分析は製造メーカーで行うのは困難であり、専門企業に依頼するのが主流です。
どの程度厳密にするかによって費用は変わりますが、主要三種類の分析を行うときはだいたい15000円から25000円ほど、六種類、十六種類と増えていくと一万円ずつ上がっていくのがよくある料金展開です。

ホームページを見てみよう

レディ

フタル酸エステル分析を専門的な会社に依頼する場合、実績を重視しましょう。
多くの会社ではホームページに知りたい情報を掲載しているので、これまでの実績を知るためには、各会社のホームページを見ることが一番の近道です。
また、フタル酸エステル分析は分かる人ではないと全く分からないものでもあるので、分かりやすく説明をしているホームページを探してみましょう。
ホームページを見ても理解できないようなら、分析をしてもらってもその結果をきちんと理解できるか分かりません。
丁寧な対応をしてくれる会社に依頼することをお勧めします。
それから、ホームページを見ても理解できない部分など、問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。
この問い合わせにきちんと回答してくれない会社への依頼は避けましょう。
どんなことにもきちんと対応できないようでは、フタル酸エステル分析結果も期待できないので、信頼できる会社を選ぶことが大切です。
もちろん、フタル酸エステル分析で知名度の高い会社を選択することも大切です。
海外とのやりとりをしているような大規模で有名な会社もありますので、口コミ情報なども参考にして、評判のいい会社を探してみましょう。
また、フタル酸エステル分析は専門的な機関や研究所などで行われることが多くなっています。
会社というよりも研究所に直接、分析を依頼するというのもお勧めです。
何よりも分析結果に信憑性があるところに依頼することが大切です。

乳幼児向けの玩具も対象

試験管

フタル酸エステルは、主にPVCに代表されるプラスチック製品を柔軟にする可塑剤や塗料、接着剤などの添加剤として幅広く使用されていて、いくつか種類があります。
耐久性に優れ低コストである反面、人間への有害性の懸念があり世界各国で規制がされていく流れができていて、国内においても食品衛生法によって法規制されています。
その毒性については研究結果によって差異がありますが内分泌攪乱作用があるいわゆる環境ホルモンとして認識されており、規制の中心となる部分は乳幼児が口に含む可能性がある玩具や製品になっています。
 これらの製品を取り扱う場合にはフタル酸エステル分析を行なわなければなりませんし、国内の流通はもとより海外への輸出に関してもその該当地域の法規制に合わせたフタル酸エステル分析を確実にする必要があります。
また先ほど述べようにフタル酸エステル類はたくさんの種類が存在していますが、規制の対象になるものはきちんと名指しをされています。
ですからフタル酸エステル分析を業者に依頼する前に、取り扱う製品がどのような規制に該当するのかを事前に確認することが大事です。
 いずれにせよ子どもが口に含む可能性がある製品については、国内であろうが国外であろうが流通販売の地域を問わずに、あらかじめフタル酸エステル分析をスムーズに行える体制を構築しておくのがポイントになりそうです。
インターネットなどで業者検索をするのなら専門的な領域である分、逆に分かりやすい記述をしている業者のほうが丁寧な対応を期待できるでしょう。